子供も若者も夢を持てないんだ
夢はある?って聞かれたことがあると思う。
でも、特にないって答える人が多いよね。
理想的な夢を持っても叶う気がしない。
あったとしても、現実的な夢だ。
教育の現場で子供と接した時、大学生と接した時、私はよく、なんでこうなってしまうんだろう。。。ってよく悩んだ。でも今ならわかる。
若者は理想の自分なんて描けないんだ。
描いたところで叶うとは思えないんだ。
社会だってそう、希望あふれる未来がくるなんて思ってない。
大人もそうだし、子供達だって一緒だ。
それなのに、勉強したって何の意味があるの?
勉強頑張ったら理想の自分になれるの?そもそも、どんな自分になったら理想なの?
教育は未来の自分への投資だけど、未来の自分を信じてないんだったら、教育、勉強なんて意味ないじゃん。そう思ってる。
政府だって一番お金を使うのは福祉だ。
若者は未来だけど、そこにお金を使ってない。
それなのに借金ばっかり増やしている。
若者に投資してないのに、若者の負担を増やすの?
今の若者はもっと怒っていい。今の世の中に対して、これじゃダメだろ!!ってもっと声をあげていい。
でも、教育にお金をかけたとしても、西洋の科学技術を中心とした内容では限界がある。今の世の中は西洋の知識から成り立っているんだから。行き着く先は、AIを中心とした物質的で冷たい世界だ。人間の尊厳は壊されて、電気で動くそこそこ使えるただの機械に成り下がる。
だから物質だけじゃなくて、心が必要なんだ。心って言っても曖昧な世界じゃないし、精神論でもない。心の動きを明確に理解し、活用する世界にする。だから、冷たい物質の世界から、愛情溢れる暖かい世界になる。人間の尊厳は取り戻す。
その教育は既に日本にある。物質文明から、精神文明への移行。それが大事なんだ。