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カルマとは何か?なぜ必要なのか?

 

仏教用語で''カルマ''という言葉を聞いた事がある人は多くいると思います。
 
''業''などとも言われますが、この記事ではこれについて語りますね。
 
カルマはもう少しわかりやすく言い換えると''人生課題''とも言えます。
 
その人が人生において解決するべき課題と言う事です。
 
学校の宿題みたいなものです。
 
自分は何のために生まれてきたんだろう…
 
と1度は考えた事がありませんか?
 
ここでは、その答えとして「カルマ(人生課題)を解決するため」と規定します。
 
カルマには深さがあり、大きく分けて3段階あります。
 
1.個人のカルマ
 
2.日本人共通のカルマ
 
3.人間共通のカルマ
 
これをそれぞれ説明していきます。
 
①個人のカルマ
これは人それぞれ特有のカルマで、幼少期の体験を経て作られていきます。0~12歳までの間、まだ未熟な判断基準を持っている頃に様々なショックな体験を経ることで、''自分とはこういう人間である''と決めつけていきます。そのイメージが無意識深くに残り、そのイメージから離れる事が出来なくなります。
 
②日本人共通のカルマ
これは国毎の特有のカルマです。日本人なら誰しもが持っています。一言で言うなら、「人に迷惑をかけてはいけない」です。この考えから自由になる事が出来ません。
 
③人間共通のカルマ
これは人間であるなら誰しもが持っているカルマです。これも一言で言うなら、「人生は苦である」この考えから自由になる事が出来ません。
 
このカルマによって、人生の範囲または人生の質が決定されます。
 
カルマを放置しておくと、その決定された範囲の中でしか生きる事が出来ません。
 
逆に言えばカルマを解決した時、その範囲の外側の世界で生きる事ができます。
 
これがカルマを解決する必要性です。
 
また自分のカルマを解決すると、同じカルマを持つ人も解決してあげる事ができます。
 
それがその人の''仕事''になります。
 
つまり、解決したカルマはその人の''価値''となって、その価値を与える仕事が出来るようになります。
 
カルマの解決は生きている間しかチャンスはありません。
死んだとしても何の解決にもならず、また最初からやり直しになります。
 
ただ今の社会の現状はそこにほぼ関心が向かず、「物質的な欲求を満たす高さの成功」に向いています。
 
なので解決以前の問題で、自分のカルマが何なのかもわからず、そこを探そうとする人もほとんどいません。
 
これからは「精神的な欲求を満たす深さの成功」の方向性にどんどん向いていく事と思います。
 
なので今一度立ち止まってみて、自分の人生を振り返ってみることをオススメします。