"アイデア"は生み出す事は簡単だが、消すことが難しい
人間はとてもクリエイティブな生き物なので、いつもいつも様々な"アイデア"を生み出しています。
アイデアをグーグル検索すると、
『アイデア=(新たな始まる)物事の中核となる考え』
とでます。
多くの人が
"良いアイデアを生み出すためにはどうすれば?"
と考えていると思います。
そのために勉強し、色んな体験を経て自分の思想や発想を体系化していって、それを形にしていくために行動を起こします。
その過程で様々な限界や壁と出会うので、それを越えられる人もいれば諦めてしまう人もいるでしょう。
言い方を変えれば、そのアイデアの範囲が人の行動範囲となり、その範囲は過去に依存している状態と言えます。
過去の情報知識体験を基にアイデアを生み出し、その範囲で行動するので、逆に言えばそこから外に行く事が出来なくなります。
•私は何が出来て何が出来ないか
•これはやって良いがこれはやってはダメ。
•あの人とは付き合うが、この人とは付き合わない。
アイデアを生み出せば生み出すほど、自分の行動範囲は決定されていき自らを縛っていきます。
実はそこに問題が潜んでいます。
それは1度決定されたものからなかなか自由になることができないという事です。
アイデアは生み出す事が出来ても消す事がとても難しいからです。
表現を変えれば"0になる"事が難しいんです。
"消し方"を身につけて0になれるようになると、アイデアを創造したり、破壊したり、これまでよりも自由自在な動きが可能になっていきます。
逆に消す方をせずに生み出す事ばかりしていると、自分のアイデアに執着が生まれていき、その考えを絶対視したり、手放せなくなっていくのです。
特にいまの大量情報社会においては、アイデアの多様性が広がり、より相手と分かり合う事が困難となり、人間関係が難しくなっていくのです。
恋愛、結婚、仕事においても昔より単純では無くなってしまっています。
なので、相対的に今"0になる"必要性が高まってきています。
凄く簡単に言うと、
「自分の考えを手放して、相手の言う事を素直に聞く」
これが口で言うのは簡単ですが凄く難しいです。
これを本当にやろうと思ったら、自分のアイデアを0化する技術と、0になって相手の話しを聞く技術をちゃんと学ばなければ不可能です。
ちなみに、忘れる事と消す事は違いますよ。
ぜひ意識してみて下さい。
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大川真