"塾"の必要性、"学校"との違い
教育業界において、"塾"とはどのような立ち位置なのでしょうか
"学校"との違いを理解しながらその必要性を説明します
まず国が、少子化や情報化、グローバル化など、今の社会の変化に適応できる人材を育てるために
学習指導要領をつくり、それを元に学校は運営されていきます
小学校、中学校、高校とそれぞれの間に
習得すべき単元は決められており、それを完全に習得した状態で
社会に出て働けば社会に適応できるという流れを想定しています
ですが、ここで問題となることが2つあります
1つは"完全に習得"することが難しいということです
現状は個人によってできる人とできない人で"差"がどんどん広がっています
ですので、結局習得できないまま社会に出て、
うまく適応することができないという事態が起きています
その"差"を取っていくのが"塾"の役割です
つまり、完全に習得できるサポートをすることが仕事となります
その対象としては、小学生、中学生、高校生、大学生、社会人
全ての人にとって必要です
2つ目の問題は、その学習指導要領だけで十分かどうかです
社会の変化が激しいと言われている中で、
1人1人に求められているものは大きくなり、また不明確になりつつあります
未来の不確定性が大きいので、今後必要となる人材の理想像も不明確に
なってしまいます
なので、学習指導要領に記載されてあることを習得しておけば大丈夫ということではなく
自ら未来を予測し、何が必要なのかを考えていかなければなりません
そのようなことを議論する"場"を創り出すことが"塾"のもう一つの役割なのです