心の世界へ!

”心の動き”を活用する時代について発信しています

人によってバラバラの世界と、人によらず全てが同じ世界

最近日韓関係の悪化で、民族主義、種族主義、右翼と左翼のイデオロギー対決がかなり浮き彫りになっています。

 

人それぞれの主義主張があり、その多様性を認める事で平和的になる事もあれば、バチバチの戦いになる事もありますね。

 

どうして社会はいつもそのような問題に悩まされるのか、その本質的原因について書こうと思います。

 

■人それぞれバラバラの世界では1つになろうとしても不可能

ここにカメラがあるとします。カメラに映し出される”写真”は、カメラの種類、時、場所、取り方によってバラバラになります。どのような”レンズ”を通して何を見ようとするのかで変わります。そしてポイントは、1つとして全く同じ写真を撮る事は出来ません。もちろん限りなく似ている写真は撮れても、同じは無理ですよね。

 

ここで、カメラを人間に例えてみて下さい。カメラと同じように、人間も多種多様です。生まれた時代、場所によって価値観はバラバラです。もちろん1人1人の世界観もバラバラで、その人の過去の経験から作り出した”レンズ"を通して世界を見ています。だからこれもカメラと同じで、1つとして全く同じ世界になる事はありません。限りなく似ている事はあっても共通の世界観はなく、コミュニケーションをすれば必ずどこかでズレます。同じになろうとしても無理ですよね。

 

人間にとってのレンズは”観点”、観点の中の世界と観点の外の世界が有る

カメラで言えば、カメラが写し出している世界が観点の中の世界、レンズを通してない世界が観点の外の世界です。人間は観点を通して世界を作り出します。そこが全ての世界だと思うので、その世界の中で1つになろう、本当の人間関係を築こうとします。しかし、そもそもがバラバラのレンズで写し出されたバラバラの世界です。それはとてもとても難しいことをしようとしています。だからこそ、このレンズである観点に注目し、自分や相手、社会はどのような観点で物事を写し出しているのか?そこに問題意識を持つ必要があります。では、その観点の外の世界とは何でしょうか。

 

観点の中がバラバラなら、観点の外は人間誰しもが同じ世界、共通の土台になる

写真は物凄く部分的で、とても狭い世界です。限りなく広い現実社会から小さなレンズを通して一部分を切り取ります。観点の外、人間の観点で切り取られていない世界も、果てし無く無限に広がる情報の海です。そこは観点を通していないので、模様も形も、意味も価値、方向性も無く、表現も不可能な世界があります。nTechではそれを心の世界、1の世界と呼びますが、それこそが、人間によって違いが生まれない、唯一の真の共通土台となりうる世界です。

 

イデオロギーの問題を解決する心の世界、その心の世界を誰もが理解できる教育の必要性

イデオロギーの問題は、観点がそもそもバラバラであるところから来ています。それが深刻になった時に戦争が起きます。今でもアメリカと中国を中心として、経済戦争、イデオロギー戦争、宗教戦争、あちこちで様々な戦いが頻繁しています。テクノロジーがどれほど発達しても、この問題は解決することはできないでしょう。できるとするならば、人間の価値観を形成するこれまでの思想よりも、もっと深いところから、人類全体が理解でき、共感し、共通を取ることができる世界を伝えることです。その役割を果たすことができるのは日本しかないと思います。

 

天皇制で団結した日本、和を重んじる民族が、大和魂による高い志を持ちながら、和心で世界を繋げていく未来

なぜ日本なのかと言いますと、その過去の実績と今の日本社会から言う事ができます。まず明治維新visionは、アメリ自由主義、ヨーロッパ帝国主義、そして共産主義勢力さえも敵に回しながら、それを越えようとする日本独自の在り方を主張するものでした。アジアの小さな島国がこのような高い志を持ち、しかも民族の生き残りをかけるほど本気で戦争までしたという歴史は容易には信じられないことです。大東亜共栄圏を掲げて、アジアを統合して西洋に対抗する意志は異常とも取れます。それなのに、和心を代表とする日本の文化はとても平和的で、侘び寂びに趣を感じる心はとても静かです。多くの民族が分断し、または外国に分断される中で、日本は天皇を共通の土台として団結して、国内で争いが激化しても民族は統合されたままです。だからこそ日本は国内にとどまらず、世界に向けて力強く発信し、世界の争いを終わらせて、本気で平和に導いて欲しいし、私もしていきたいのです。それが令和に込められたメッセージだと思います。

 

全ての人が最も深いところで繋がり合いながら、個性豊かな人生を花開かせる世界へ

私が観ている未来の社会は、戦争や貧困、格差問題に苦しみながらAIに統制管理されていくようなものではありません。人間は本来の才能を開花させ、持続的に進化していきながらAIには不可能な仕事をしています。個人主義の時代は終わり、人類共通の深い土台を得ることで人間のコミュニケーションはシナジー効果に溢れ、組織全体が繁栄していくようになります。1人1人の能力は正確に分析されながら、その人にピッタリのポジションが与えられて、社会の一員として、天命に値する重要な役割を果たすようになるでしょう。人間の心を支配していた不安恐怖、怒りと諦め、絶望、無気力、孤独の感情は過去のものとなり、スッキリワクワクの心でいつも生きられるようになります。そのような未来を作る仕事をするのは日本です。

 

 

今日はこれで終わりです。この記事を書きながら心が熱くなってきました。多くの人に出会いながらこの熱を伝導していきたいです。それでは。