「考え」ブレーキと「感情」アクセルの関係。「行動」が出来ない理由。
人は何かをやりたい!、何かをしたい!と思っても素直にそれをする事が簡単ではありません。
なぜならその「感情」のアクセルと同時に、「考え」のブレーキを必ず持ち合わせているからです。
この「考え」は環境によって自動的に作られていきます。
成長すればするほど、学べば学ぶほどこの「考え」は複雑化していき、人は「行動」を制限していきます。
簡単に言えば、行動力が無くなり新しいチャレンジが出来なくなっていくのです。
「考え」が少なく「行動力」が高い子供と、「考え」が多く「行動力」が低い大人を比較してみるとわかりやすいでしょう。
その考えの中でも、代表的なブレーキを2つ例にあげます。
①「物事が思った通りにいくはずがない」
②「人に迷惑をかけてはいけない」
この2つが大変強力です。
これは一見当たり前と思うかもしれませんが、その当たり前と思っている事自体が問題になります。
これが当たり前と思う人がいれば、ぜひオススメなのが
1.「物事は思った通りにしかならない」という観点を持っている人に会う
2.「迷惑」という概念が無い国に行く
これを実践してみて下さい。きっとショックを受けると思います。
もちろん、この①と②以外にも、人それぞれ様々な「考え」のブレーキをつくります。
そしてこの「考え」のブレーキと同時に、「感情」のアクセルも構築していきます。
この「感情」アクセルも環境によって作られていきます。
これも代表的なアクセルを2つ例に挙げておきます。
①「物事を思った通りに進めたい!」
②「自分のやりたい事をやりたい!」
「考え」ブレーキに打ち勝って、この「感情」アクセルに沿って生きられる人は一般的に成功者と言われるようになります。
しかし、実はここにさらに深い問題が隠れています。
この「感情」アクセルさえも、自分の意志によって作ったものではなく、環境によって作られたものであることです。
つまり、「考え」ブレーキと「感情」アクセルの中を行ったり来たりして、それを人生の中で死ぬまで繰り返します。
表現を変えると、生まれた時と場所、育った条件によって人生が全て決定されており、運命論の中で生きる事になります。
それはあなたの人生が、人や国、社会システム、メディアなどに支配されやすい事を意味していて、されていたとしても気付く事が難しいし、気付いたとしてもいきなり変えられるものでもありません。
なのでそこに対して問題意識を持つことがとても大切です。
もちろんそこから抜け出す道はありますが、まずは自分の「考え」ブレーキと「感情」アクセルを意識化する事が第1ステップです。
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