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"成績"を上げたいなら"認識"を変化させること

学校の成績を上げるうえで、"認識"の変化がどれほど大事なのか、ということを書いてみようと思います。

 

まず、例え話しから。

 

例えば、同じ教科書を2人の生徒が読んでいたとします。

 

1人はその教科書を、何の面白みもない、無味乾燥で無機質で、受験に必要だから仕方なく読んでおり、強制されなければ絶対読まないような本と思っている。

 

もう1人にとってはそれは物語で、読めば読むほど知らない事が溢れてきて、魅力的で凄いキャラクターがどんどん出てきて、世界が広がってワクワクするようなビックリ面白ボックスみたいに思っている。

 

どちらが本の内容を深く理解し、事細かに記憶しており、結果として成績が上がっていくのかは明白だと思います。

 

しかし、多くの場合、教科書はつまらないものであり、学校はつまらないものであり、それは当然の事と思っているから。

 

もっと面白い本は無いのか?

もっと面白い学校は無いのか?

もっと面白い先生はいないのか?

 

という疑問ばかりになります。

 

これが間違っている訳と言いたいのではなく、考え方が1次元的であると言えます。

 

もう1つの次元から、

 

簡単に言えばもう1つの角度から観れば、

 

教科書の面白みを観ることができなくなっている、自分自身の"認識"に問題がある可能性を考えるべきです。

 

後者のように教科書を観ることができれば、平坦な学習ではなく、波があり、抑揚があり、感情の動きを伴った楽しい学習になります。

 

そうなると自然に物事の理解は深まり、記憶も深まります。

 

結局は学ぶ人の"感動センス"が最も重要な要素です。そのセンスはつまり"認識"から来るものですが、高ければ高いほど、どんな教科書であれ、先生であれ、学校であれ、学習者は物凄い吸収力を発揮します。

 

そういう人は果てし無く賢くなっていきます。

 

教科書に感動する事ができない、感情の動きが伴わないのならば、

 

自分がかけているメガネによって物事を独断と偏見で観察しており、曇ってしまっている、と考えた方が良いです。

 

それは教科書だけでなく、人に対しても発揮するので、人間関係においても問題になります。

 

では、その"認識"を変化させるためにはどうすれば良いのでしょうか。

 

"認識"は様々な経験の中で偶発的に変化していくことはありますが、

 

意識的に、100%の再現性を持って変化させていくには、その技術を学ぶしかありません。

 

その技術は"認識技術"と言います。あるいは、観点を変化させる技術として、"観術"とも言います。

 

この技術は、人の認識を精密に理解し、誰でも自由自在に自らの認識を変化させることを可能にする技術です。

 

これからの学校で取り入れなければならない要素はこれにあると考えています。

 

良い学校

良い先生

良いテキスト

良い認識

 

によって未来の学校は完成します。