何が観える目を持っているのか?
変化の激しいこれからの時代、どのような能力が人間にとって必要なのでしょうか?
変化が激しいからこそ、新しい問題、経験したことのない曲面へと出会うことは今後どんどん増えていくでしょう。
そんなとき、どうしたら正しく問題解決することができ、その曲面を突破できる人間へとなれるでしょうか。
その力を”活用力”と定義しましょう。これは入試の新傾向問題で擬似的に体験することができます。これまで解いたことのないパターンの問題が出てきたとき、その問題を解くことができるかどうか。
問題に対する深い理解、本質を理解していなければ対応は不可能でしょう。
その活用力の土台には、”思考力と表現力”があります。
問題と出会ったとき、それに対する解決策を導き出すために、正しく思考し、答えを出すための思考しきる体力と、最終的に判断するプロセスを踏めるようになる必要が出てきます。
また、人間は常に組織で行動するため、その思考を人と共有し、一緒に連動して思考する為には人に伝えるための表現力が必要です。
さらにその思考力と表現力の土台には、"基礎力"があります。
基礎力とはあらゆる分野の知識量です。単語やフレーズ、計算方法。蓄積されていけばいくほど、思考力の土台になります。
そのさらに土台にあるのは”人間力”です。
好奇心、やり遂げる力、社会性など。
そしてそのさらに土台にあるものとは一体なんでしょうか。
そこがとてもとても大事です。
教育の原点であり、全ての能力を決定づけるもっとも重要な要因です。
それが、”認識力”です。
これは人と対象によって異なりますが、対象に対するメッシュの精密さという表現もできます。その対象に対する認識が精密であればあるほど、違いとリアリティが生まれ、関心、好奇心が増大していきます。
なので突き詰めれば、何が観える目を持っているのか?という第3の目がとても重要になっていきます。