集中と解像度4
何か問題にぶつかったとき、その問題を解決するために試行錯誤して新しい”知識”を得ようとします。これは何かを+していくアプローチ方法です。
新しい知識をもとに、新しい考え方を開発して、今まで解けなかった問題が解決できるようになります。するとまた新しい問題が現れて、その解決するために勉強して新しい知識を得るように動きます。
実はこのアプローチにはデメリットがあります。
それは進めば進むほど、複雑化していき、思考の混乱を生むと共に、人に共有できないことです。思考の混乱とは、思考のエラーです。複雑で高度であればあるほど、そのエラーを発見、修正することが難しくなります。
人間の脳はこのアプローチが得意です。経験値を積み、知識データを蓄積していけば、あらゆる物事を精密に細分化できるようになっていき、さらに知識データを蓄積していくことができます。
しかし、過去や未来、あらゆる物事の”存在”は増える一方で、消えることはありません。結果的に複雑化することで忙しくなっていきます。
次に−のアプローチについて説明します。
これは、脳が存在させている不要な現象を消していくことです。
脳が行なっている処理を脳の外側から俯瞰し、客観視することから始まります。
子供の頃に形成された固定概念の塊から、あらゆる思い込みが起きています。
その固定概念を紐解いていくことにより、思い込みが解消されていき、存在が消えていきます。
nTechでは、この宇宙そのものが存在していない、仮想現実の世界であると規定し、また、なぜそうと言えるのか?ということを立証しています。
論理的にその事を理解することによって、世界に対する観え方は一変します。
この世界が仮想現実で存在しないのならば、実在するものとは何なのか?ということを理解できたときに、脳にとらわれなくなっていきます。
このシリーズはここまでにしましょう。