心の世界へ!

”心の動き”を活用する時代について発信しています

マンネリの打破

私はよくマンネリと戦うことがあります。

 

あらゆる物事が続かず、途中で飽きてしまうからです。

 

マンネリ化すると、関係性が自然と切れてしまいます。

 

例えば仕事との関係性です。

 

日々の仕事がルーティン化し、つまらなくなると刺激がなくなります。

 

学べることがもう無いと判断すれば、その仕事から離れてしまうでしょう。

 

しかしこれは人によって差が生まれます。

 

同じ作業をしていても、その作業の中で気づきと発見をどんどん得ていく人と、何も気付きが無い人と分かれます。

 

この差はどうして生まれるのか?

という問いはとても大切だと思います。

 

どのような問いでも、人間の脳について考える必要が出てきますね。

脳とはそもそも何なのか?

根本的な問いは誰しもが辿り着く方向性なのだと思います。

 

ファンタジアが子供の頃とても好きでした。

最近、久しぶりにディズニーのファンタジアを見ました。

小学生の頃なぜかずっと見ていて、その魅力を感じていました。

 

大人になってからみると、なぜ魅力を感じていたのかが少し理解できました。

どうやら昔から、生命の進化や、抽象的なイメージ、ファンタジーの世界が好きだったようです。

 

あるいは、ファンタジアを見て好きになったのか、どっちが先かはよくわかりません。でも確実に今と繋がっていて、今でも生命の進化や地球の変動に関する本は目を通したくなります。

 

物質、植物、動物、建物、など、理科的な視点が好きだったので、理系に進むのはこのときに決まったのかもしれません。ちなみに父親も動物が好きなので、これは遺伝ですね。

 

今はITの時代になり、ディズニーの魔法の世界とかぶるところがあります。魔法のような世界が近いうちに実現するような気がしてワクワクします。

 

人間の妄想が少しづつ現実化していっていますね。

楽しみです。

 

父親の存在

最近父親の存在について考えることが多いです。

 

私にとっては父親はとても大きな存在です。

 

人格形成で父親の影響はとてつもなく大きいでしょう。

 

感情的な父は、小さい頃は怖い存在でした。

 

私はいつも反発していて、喧嘩していた思い出が強く残ります。

 

その感情的な父に反発して、私はいつでも冷静な自分であろうとしました。

 

感情を表に出すのは良くない。いつも冷静で論理的な自分であれば良いんだ!というのが自分なりの哲学でした。

 

大学院生の終盤頃から、ようやく父親のことを理解しようとし始めました。

 

話しを聞き、背景を理解していくと共に、父親の振る舞いに納得がいきました。

 

表現されなかった、背景に隠された涙を感じることができました。

 

父親に対する認識が変わり、より自分の役割というものを意識するようになり、感謝の気持ちは増えていきました。

 

家族だからこそ偏見に満ちており、近いようで遠い存在になりがちです。

 

家族のことは、これからも理解を深めようと思います。

 

 

 

 

集中と解像度4

何か問題にぶつかったとき、その問題を解決するために試行錯誤して新しい”知識”を得ようとします。これは何かを+していくアプローチ方法です。

 

新しい知識をもとに、新しい考え方を開発して、今まで解けなかった問題が解決できるようになります。するとまた新しい問題が現れて、その解決するために勉強して新しい知識を得るように動きます。

 

実はこのアプローチにはデメリットがあります。

それは進めば進むほど、複雑化していき、思考の混乱を生むと共に、人に共有できないことです。思考の混乱とは、思考のエラーです。複雑で高度であればあるほど、そのエラーを発見、修正することが難しくなります。

 

人間の脳はこのアプローチが得意です。経験値を積み、知識データを蓄積していけば、あらゆる物事を精密に細分化できるようになっていき、さらに知識データを蓄積していくことができます。

 

しかし、過去や未来、あらゆる物事の”存在”は増える一方で、消えることはありません。結果的に複雑化することで忙しくなっていきます。

 

次に−のアプローチについて説明します。

これは、脳が存在させている不要な現象を消していくことです。

脳が行なっている処理を脳の外側から俯瞰し、客観視することから始まります。

子供の頃に形成された固定概念の塊から、あらゆる思い込みが起きています。

その固定概念を紐解いていくことにより、思い込みが解消されていき、存在が消えていきます。

nTechでは、この宇宙そのものが存在していない、仮想現実の世界であると規定し、また、なぜそうと言えるのか?ということを立証しています。

論理的にその事を理解することによって、世界に対する観え方は一変します。

この世界が仮想現実で存在しないのならば、実在するものとは何なのか?ということを理解できたときに、脳にとらわれなくなっていきます。

 

このシリーズはここまでにしましょう。

 

集中と解像度3

集中を起こすことは、時代的に難しい側面があります。

何もしなければ、分散していくでしょう。

 

これは個人の性格やスキルの問題というよりも、もっと根本的な脳そのものの機能について考える必要があります。

 

ここからはnTechの理論から説明していきましょう。

脳のクセの1つに、”過去とつなげてとる”というものがあります。

 

これは、人間は常々、過去の経験から得たデータの蓄積を基盤に、あらゆる物事を見て解析しているということです。例えば、この人間がどのような人なのか?という事を把握するために過去の情報データから分析し、その人間に当てはめて、その人を理解していきます。

 

つまり常に過去の経験が強烈に存在しているため、今のみに集中するということはできません。

 

また、過去の経験から未来を予測していきます。未来はこのようになり、自分はこうなるだろう、またはこうはなりたくない、という事を日々考えるために未来もまた強烈に存在するため、今のみに集中することができなくなります。

 

今に集中するためには、過去と未来の存在を切り離す必要がありますが、脳の機能的にそもそも過去と未来を存在させるようになっているため、人間なら誰しもがそうなります。

 

一言で言うと、脳機能は初期設定が不完全だということです。

 

これからの時代を生き延びていくためには、この不完全性を補う必要性が出てきます。

この脳の機能的な問題に対して意識を向けることが、現代病を解決するための第一歩となります。

 

nTechではこの問題については、"観点の問題"と名付けています。

一般的に問題を解決していくアプローチとしては大きく2種類に分けています。

何かを+していく方法と、−していく方法です。

 

脳機能の不完全性はどのように補っていくのか?

次回はこのことについて書きます。

 

 

集中と解像度2

集中とは、時間的に言えば過去の事柄、未来の事柄について考えることを切り離し、今に意識を集中すること、空間的に言えば、1つの事柄についてのみ考えることと、ここでは言っています。

 

考える枠を狭めることによって集中が起き、その枠内の解像度が上がり、よりリアルで繊細にその事柄についての思考が進みます。

 

思考の始まりは”問い”です。そもそもその思考は、どのような問いから始まったのか?それを把握し、”答え”にたどり着けば思考の終わりです。その過程が思考なので、始まりと終わりを明確にし、答えにたどり着くまではその思考を進めることに集中することが大事です。

 

その問いの質、思考の質によって、答えの質は決まります。人は常に新しい問いを日々生産し、思考しています。しかし、答えまでたどり着かず、ずっと思考した状態で疲れてしまう場合が多いです。

 

意識が分散すると思考が途中で途切れ、それでも新しい問いを生産し続けるので、常にいっぱいいっぱいになり、考えるのに疲れて全てを放棄してしまいます。

 

集中し、解像度が上がることによって答えにたどり着ける割合が増加し、日々の気づきと発見が溢れるようになっていきます。また、もやもやが減っていき頭がスッキリしていくようになります。

 

では、集中を起こすにはどのようにすればよいのでしょうか。

次はそのことについて書いていきます。

 

集中と解像度

普段日常で生活していると、意識は様々なことに分散しています。

 

時間軸で言えば、過去と現在と未来。

空間軸で言えば、世界のこと、日本のこと、地域のこと、会社のこと、家族のこと、自分のこと。

 

目の前の現象に応じて、様々なことに意識が次々移り変わっているため、1つの事柄に対する集中は起きにくいのが今の時代とも言えます。

 

自然と意識が浅く広くなり、仕事も趣味も人間関係もあらゆることが浅く広くなっていく傾向があります。

 

自然に任せる状態とは、エントロピーが増加していく方向性であり、分散、マルチタスク、情報量の増大、存在の気薄化、コモディティ化が今の時代を象徴するキーワードでしょう。

 

通信インフラが構築され、データ通信が活発化し、SNSなどで誰もが情報発信できるようになっていきました。これは5Gの開発でさらに加速していきます。そうなると、上記の現象はさらにさらに加速します。

 

仕事上ではタスクが膨大になっていくので、課せられる情報処理量が多すぎて精神的に病む人は増加します。精神がおかしくなるので、自殺や鬱、他殺などの現象も増えます。

 

ITやAIはその増えすぎたタスクを自動化することによって、エントロピーを下げていきます。この下げるスピードが遅い組織は膨大なタスクによって人が病み、組織は潰れていくでしょう。

 

教育業界においては、時代の要請で、1人1人に求められる能力は徐々に増加していっています。学習効率が低い場合、その量とスピードに置いていかれ、社会の不要人材になってしまう子供達も増えていくでしょう。

 

意識がマルチタスク化し、行動ができなくなるのは現代病とも言えるでしょう。

常に忙しい状態になり、結果的に1つ1つのことが処理できなくなります。PCのように表現すれば、複数のウインドウが同時に起動してしまっているゆえに、動作が重くなっている状態です。

 

では、どうすればこの病から脱すことができるのでしょうか?

今回はその解決策のキーワードを”集中と解像度”から書いて見ます。

 

続く